BASICS グリーンのベーシック

002 「水やり」を知ることは、グリーンを知ること

水やりはグリーンと暮らすうえでの欠かせない作業。とはいえ、置き場所やグリーンの性質により、必要なタイミングや量が異なることから難しくとらえられがち。けれど、基本的なポイントは以下の4つ。グリーンとの会話を楽しみながら適切な水やりをマスターしよう。

メリハリが大切、あげるときはたっぷり

土がつねにジメジメと湿った状態や、ちょろちょろと少量の水をこまめにあげることは、じつは植物にとってはよくないこと。植物は、水が少なくなったときに水を探してグンッと根を伸ばすため、水は土が乾いてからたっぷりと与える、これが大原則。しっかりたっぷりの水を吸うことで、植物は体全体に水をしっかり吸い上げることができ、同時に土の中で水と空気が循環することで土の中の老廃物が鉢の外へ排出される効果も。

適量を見極める

水やりは基本的に鉢底から流れ出るまでたっぷりと行い、受け皿に貯まった水はそのままにせず捨てることが大切。しかし大きな鉢は受け皿の水を捨てるのが大変だったり、鉢カバーに入った状態では水が見えにくかったりするもの。そんなときには、下のように、まずその鉢の適量をチェックして、その量を把握しながら水をあげる方法も。とはいえ、基本はやっぱり鉢底から流れ出るほどが目安。水をしっかり流し、土の中に新鮮な空気を行き渡らせるためにも重要なことなのだ。

植物の性質や季節によって頻度を変える

多くの植物にとって生育期にあたる春から秋は、植物もたっぷりの水を必要とするうえ、土も乾きやすいため、気づいたときには水切れして弱っていたということのないように、土をさわってしっかり見ながら水を与える習慣をつけよう。一方、晩秋から冬の間は、生育もゆるやかになり休眠に入る植物も。負荷をかけないよう乾燥ぎみを心がけ、水やりは暖かな日中に行うなど根腐れしないように注意しよう。季節や植物の性質に合わせた頻度や量を調整するのもポイント。サボテンや多肉植物など、品種によって冬が生育期になるものもあるので注意しよう。

葉水も忘れずに

多くのインドアグリーンは、原生地では雨や霧の中で葉っぱからも水を吸収して生きている。そんな状態を保つために行う葉水も、インドアグリーンの生育や健康維持にはとても大切な作業。とくに乾燥する室内では、葉の乾燥を防いだり、ホコリを洗い流して葉の美しさを保ったり、害虫を予防するためにも葉水が効果的。霧吹きでしっかりと葉の表と裏、全体に葉水を与えよう。気候のいい春や秋には屋外に鉢植えごと持ち出して、全体にシャワーをかけてもOK

  • 鉢土がしっかり乾いているかを確認 … 最初の水やりをするのは、鉢土が完全に乾いたとき。土を触って確認する。持ち上げられるサイズなら鉢ごと持ち上げて軽くなっているかどうかを確認しよう。
  • 鉢底から水が出始めるタイミングをチェック … 小鉢なら料理用の軽量カップ、中〜大鉢ならペットボトルなどに水を入れて少しずつ水やりをする。鉢底に注意して、水が少し出たらすぐにストップ!
  • 減った分がその植物の適量です … ストップするまでに与えた水の量が、その植物にとっての適量となる。たくさん鉢がある場合は、それぞれの適量をメモするなどして記録しておこう。

着生植物やチランジアには「ソーキング」も効果的

樹木や岩などに貼りついて生育するタイプの植物は、鉢植えの植物と違い、おもに根や葉っぱから空気中の水分を吸収して生きている。空中湿度を保つ方法として葉水は欠かせないが、たっぷり水を吸収させるためにより効果的な「ソーキング」という方法も。毎回でなくとも、周期を決めてたっぷりと水浴びをさせてあげよう。
ソーキングに適したグリーンには、ビカクシダやリコポディウムなどの糟生植物、チランジア類や苔玉などがあげられます。

[ソーキングの手順]

  • バケツやたらいなどにたっぷりの水を入れる
  • 植物がひたるように水の中に入れ、30分ほど置く
  • しっかり水を吸ったら、しっかり水をきって、自然乾燥させる

水やりを楽にするアイテムは?

水やりチェッカーは、ひと目で土の中の水分量がわかるスグレモノ。差しておくだけで水やりのタイミングを教えてくれるので、サイクルを知る手がかりになる。

関連アイテム

WATER TANK

WATER TANK

¥4,400
PLASTIME ジョウロ6L

PLASTIME ジョウロ6L

¥2,420